電磁波過敏症

論考「実験的経絡論」


第七章・経絡キャパシティーへの展望


 

1、形態波動にせまる

本論で最も重要なポイントである気の波動エネルギーの具体的流れ方に ついて、組織的形態そのものが深く関わっていることを本章ではまず解 明していきたい。

気や生体波動について、テキストでは絶対に触れられない意外性のある 展開でここまで論考を進めてきたわけであるが、このように真正面から 論じてきても、本当に共振波動エネルギーというものが存在するのかと いう疑問を持ち続けておられる読者諸氏も少なくないであろう。

逆にこれまで気を追求してこられた方々からみると、納得のいく部分も そこそこあったのではないかと推測する次第である。

未知の現象を論じるにしてもそこに共通の実体験が伴わなければ、多く は空論に映ってしまうことであろう。そうした観点でみると、気という 未知なる領域に関わる論及が出来るということは、やはり鍼灸医学での 気の認識作業には歴史的裏打ちが成されてきたことに負うところが多い と考えている。

さて、前回まで論じてきたように、経絡系全体に関連する生命エネルギ ー本体は荷電した粒子(クーパー・ペア)であり、その量子化した流れ によって連鎖した共振波動をつくり出しているという思考実験的結論( 仮説)にようやくたどり着くことができた。つまり、ここらはいよいよ もって量子力学的理論の展望に符合してくるところでもある。

そもそもこの問題自体は実に三十年近く以前から考えてきたことである が、結果的には大方の現代科学情報とも接点が保てる方向に導かれたの ではないかと考えている。これがすべて正解に繋がるということではな くて、古典医学情報もこのように開き直れば現代科学の遡上に乗ること が出来ることを示したかったわけである。

グローバル・スタンダード(国際標準)が必ずしも最高水準というわけ ではないが、やはり科学的考察を踏まえることによってディファクト・ スタンダード(事実上の標準)のレベルに並ぶことは可能であろうと考 える。そうした手だてとしては、最新の科学情報は我々にとって必須の アイテムになり得るはずである。

しかしながら、気のエネルギーは明らかに量子的エネルギーであって、 これまでの古典的物理学や測定器では捕捉できないものである。むしろ、 現代科学でさえそう易々とはその全貌が掴めない現象域にあったという ことがここではいえるはずである。そういう意味では、本論もやっと第 一歩を踏み出したというところである。

体外における気の波動現象はいろいろと論じられる機会があったが、こ と体内の現象となると全く未知の領域である。生体内を何らかの波動エ ネルギーが流れていると考えたとき、これは思考実験のレベルでどこま で追跡可能かという当初からの解明すべき前提条件があったわけである が、これとて限りなく気の波動エネルギーは存在し得る、が、しかし限 りなく曖昧でもあるという一連の類書にみるような 終わり方だけはし たくないわけである。

その曖昧さの程度を、少なくとも科学的評価による議論のレベルにまで 引き上げておこうというのが本論の目論見である。

とにかく思考実験は可能な限り組み立て続ける努力が必要である。それ は確実に未知への挑戦であり、科学することには違いないはずである。 最終的には、気の波動エネルギーと経絡システムは存在するのかという ことであり、どこまで実態を追跡可能かということになってくるわけで ある。

現時点ではそれらすべてはいまだ思考実験の域を出ないわけであるが、 少なくともこれまで荒唐無稽な自然哲学論から一定の距離をおいて論じ てきたつもりである。

本論で述べてきた気の波動についての思考実験(仮説)をいくつかにま とめてみると、おおよそ次のようになる。

  1. 気の波動自体は細胞単位のレベルで発生しているが、これは量子力学的 共振波動と考えられる。その原動力となる電荷エネルギーの一部は血液 循環系から供給される。
  2. 気の波動の実体は微弱な電磁波動であるが、それには常温超伝導による 極めて安定した状態である量子化した電子のペア(クーパ・ペア)が連 鎖してつくり出している。
  3. 経絡は、細胞膜や結合組織を構成する線維性タンパク質からなる多層性 リングが経絡単位を形成し、ちくわ型をベースにフラクタル構造を成し 全細胞にまで機能的に連携している。
  4. 同質同様の経絡多層リングが身体全域に存在することにより、経絡系に よる生物ホログラフィー現象が発現する場ができる。これには伝播と共 鳴、増幅、干渉が波動現象として関与する。(これを発展させたホログ ラフィック理論も後章で紹介する。) 
  5. 気の波動は単純に直進するのではなくて、進行方向に対して左まわりに 回転する正の(場の)波動エネルギーである。したがって気の波動の伝 わる方向に対して特定の角度や波形があることになる。この角度問題解 明が本章の一つのテーマでもある。
  6. 経絡多層リング構造自体が微弱な気の波動を発生させ、周囲との共振同 調作用、増幅作用が働いている可能性がある。この形態波動の実態につ いては本章で詳述する。
  7. 共振同調や増幅作用が発生するのは、その波動が水分子に転写されてい くためである。水分子なしではこの波動現象は生じないと考えられる。
  8. 身体的異状は経絡系に捕捉され、波動エネルギーの環流に変化が生じる。 これは経絡の電気的コンデンサー機能を統括する経穴に機能異常として 反応が出ることになるが、発現のパターンはホログラフィック的様相を 呈する。
  9. 気の波動は体内だけでなく、生体電磁波動として体外表面部まで及ぶも ので、これは経絡系環流、特に奇経システムとの関連が深い。
  10. 経絡系は磁力線が束ねられた超伝導の磁束管を形成し、経穴部分でその 一部分は体表面に浮かび上がってくる。
  11. これら生体波動現象には、他の生体波動との共振や交流が考えられる。 特に天体・環境共振波動エネルギーとの関連については本章でも触れる。

ここで特に明確にしておかなくてはならない重要な問題は、気のエネル ギー波動が細胞間をどのような方向性を持って流れるかということであ る。経絡単位の多層リングについては第三章で触れたが、この具体的確 認作業が当然必要である。

経絡環流のパターンそのものは波動という規則的伝導現象にかかってい る。ここでも、この伝導現象に対して合理的な思考実験的説明がなされ なくてはならないわけである。

この伝導パターンについては、最初は直線的な環流システムを検討して いたのであるが、それではどうしても波動エネルギーとしての渦状の環 流がうまく説明できなかった。

スピンを伴う波動伝導をイメージして、円形あるいは螺旋の曲線的伝導 パターンを中心に検討してみたが、これらもぴったり当てはまるという わけではなかった。

とにかく、シンプルで無駄のない合理的伝導パターンというものが思考 実験的手法でも確定出来なかったのである。そのようなときに奇しくも 「三角パワーチップ」なるものに遭遇したのである。

三角チップは「エイジー生体波動研究所」所長の重松亮光氏が発明考案 した特殊な金属製のチップである。重松氏は柔整師の資格を持ち気功鍛 錬法にも通じたユニークな生体エネルギー研究家である。その重松氏か ら気のレベルでその波動効果を当方でも確認して欲しいという依頼が平 成八年七月にあったものである。

そのチップは、直径一・五ミリの金属線を正三角形の形に七重にまいて 加工した一辺が一・五センチほどの大きさのものである。さっそくその チップを借りて、GSテストで調べてみると微弱な波動効果があること が分かった。(図29参照)

その正三角形の形自体が、そのままで波動の場を形成しているわけであ る。これは一つの発見であり、これまで考えてきた経絡単位の形状構造 そのものから形態波動が生じるという考えと見事に符合するものであっ た。

このような形状単体でさえも形態波動効果が出てくることの一つの確認 が取れたことは、当方にとって予想外の展開であったわけである。しか も、この正三角形という形状が出現してきたこと自体単なる偶然ではな くて、この形のパターンこそが波動形成に重要な働きをしている可能性 が出てきたのである。

その必然性がどこにあるかといえば、これこそが、それまで探求してい た細胞間の波動伝導のシンプルな共振パターンそのものではないかと直 感したのである。

さっそく、その予想が正しいかどうかを細胞のピンポン玉様詰め込み模 式図を描いて確認してみることにした。中心に細胞でつくられる経絡リ ングをセットして、そこに正三角形の伝導ラインを順次書き加えてみた わけである。

その結果、これはまた見事に模式図の上で三角ラインは符合合致した。 経絡波動のエネルギー伝導パターンは、まさしく正三角形に回転運行し ているという一つの傍証がここで発見できたわけである。(図30参照 )

重松氏によると、この三角チップを重ねるとパワーがアップするという ことであった。いわゆる六亡星の形状である。

そこで早速、三角チップを二枚重ねて置いてみた。右手掌で三角チップ を覆うようにしてGSテストを行おうとしたところ、いままでとは異な る微妙な波動感覚が右上肢全体に広がった。

それは緩やかであるが、一方向に上肢全体が捻られるような感覚であっ た。一瞬これは単なる錯覚であろうと思い、試しに三角チップの向きを 逆にしてみたのであるが、今度は同じ感覚がさっきと反対向きに生じた のである。(図31参照)

思いがけない展開に驚いてしまったのであるが、これは三角チップから スパイラル状の微弱な波動信号が上肢に伝わってきているとしか考えら れなかった。微細な回転波動が手掌に伝わり、さらに上肢全体にまで浸 透して増幅され、上肢全体が次第に波動エネルギーの回転方向に同調し てしまっているという感じである。それが捻りの感覚の正体ということ になる。(注1)

これはあくまでも主観的な感覚ということであるが、結果的には小さな 三角状の金属片から何らかの微細な波動情報が発生しているということ になる。

微細としかいいようのないこのような波動が生体に伝わったとき、次第 に浸透しながらある種の増幅効果を出してくるというような現象自体は 非常に興味深いものである。

この三角パワーチップに伴う現象については、一つの波動現象として実 際に広く追試実験していただきたいと思う。

2、電磁波傷害の核心部分

前章の実験でも示されたように、水の波動転写現象には他の物質とは異 なる特異な部分がある。このダビング現象は類似する磁気テープの機能 ともそのまま比較できる部分であるが、金属物質にも転写によって波動 レベルが変化する特徴があることが分かった。

波動のレベルが容易に変えられるということは、異なる波動の入れ替え がやり易いということになる。逆に水は転写しても一度では大きく変動 はしないようである。

これは水の分子の結びつきであるクラスタに起因しているとも考えられ る。いくつかの水のクラスタに分散されているために、それぞれが同時 に別々波動情報を記録することが出来るのではないかということに繋が ってくる。

気による水への転写実験でもその波動レベルの変動は小さく、しかも転 写を何度か重ねることによるそれぞれの干渉作用が個々に働いているよ うである。

結局、これらの転写情報が個別に蓄積されていて、それらがクラスタ内 に波動記録としていくつも残されているということも考えられる。

これは一度水に転写された情報は磁気記録テープのように完全に消去さ れずに、水のクラスタに波動情報が保持されているというこになる。結 局、水の物理的特性としての残磁性という性質が見事に現れた現象とい えるわけである。

転写実験Aで紹介した超能力者のスプーンも気功師が気を入れたスプー ンも一月後に再度測定してみたが、ほぼ同じ波動レベルを保っていた。

この間、波動情報はそのまま保持され続けていたわけである。水も同様 に密封されていればある程度の期間、波動レベルが変化しないのではな いかと予想される。

ここであらためて考えなくてはならないことは、やはりこの水の波動に 対する特異性ということになろう。先にも上げたように、生体を構成す る分子の多くは水分子である。生体内は水分子が溢れているわけである。

生体内に水分子が溢れているということは、生命現象のあらゆる部分で その波動現象が直接関わっているということになる。

ここはひとたび生体波動という観点に立つと、生体内は水分子が豊富に あるから外部からのすべての波動に対して敏感にならざるを得ないとい うことになる。

つまり、気のレベルに乗る波動の放射を受ければ、たとえ生体にとって マイナスの波動情報であってもそのまま取り込まれ転写されてしまう可 能性があるということになる。それも、強力な波動ではない微弱なもの であっても、蛋白質と結びついた生体内の水分子は固有の共振波動域に 重なるマイナス波動にはより敏感に反応してしまう可能性が高いのであ る。

ここでいうマイナスの波動情報とは、いわゆる環境因子ともいえる変動 磁場から出る放射性電磁波のことである。電磁波は空気のように視覚に 捉えられないわけであるから、一般にはその影響を直接認識するには至 らない場合がほとんどである。

しかし、中国医学的な気の波動エネルギーを考える上では、どうしても 避けて通れないのがこの電磁波エネルギーの存在である。

現代では、我々は生活環境として日常的に電磁波に曝される生活を余儀 なくされている。モーターが内蔵されている電化製品をはじめ、テレビ 受像装置やパソコン、ワープロのディスプレイ装置の画面、電子レンジ、 さらには車のエンジン部分からは相当量の電磁波が放射されている。( 電気器具によっては2mGから200mGにまで及ぶ)

こうした電磁波の反生理的作用によって、結果的には生体内の生化学的 反応や血液循環に悪影響が出てくることになる。

通常は目の疲れや肩こり、吐き気、頭痛、皮膚のピリピリ感、全身の倦 怠感といった変調から、白内障や皮膚疾患といった広範な身体的影響が 懸念される状況にある。

やはり電磁波傷害(ハザード)というとき、一体何が傷害を受けるのか ということがまず問題となるはずである。それは皮膚疾患のレベルであ ったり、免疫系や自律神経系の失調(テクノストレス症)であったりす るわけであるが、これらは従来、VDT(Visual Displa y Terminal)症候群という認識に集約されるものであった。 (注2)

そうした傷害がすべて電磁波の影響によるものかどうかの診断基準は現 在のところ明確なものは確立されてはいない。しかし、変動磁場からの 電磁波エネルギーは確実に生体に吸収される。もとより、多くの水分子 から成る生体は非常に透磁率が高く、微弱な波動エネルギーの影響も受 けやすいことを考えればやはり電磁波傷害は無視できない問題というこ とになってくる。

電磁波の影響といえば一時的変調として現れるものと、発ガン性が指摘 されるようなイニシエーションやプロモーションレベルの問題もそこに は含まれることになる。ここでは波動という限られた範囲でその問題点 に触れておきたい。

もとより、中国医学でいう気の波動という視点に立てば、電磁波自体は 外部からの邪気としての判別は容易に成り立つ。この点では医学的な分 野でも電磁波曝露を生体にとって有害とする論文がすでにわが国でも発 表されきている事実があるわけだから、まったく医学が感知し得ない問 題とは言い切れない状況になってきている。(参考文献参照)

こうした問題認識は個々の意識の範疇であるから、ここで深く論じる必 要はないわけだがその重要性と逼迫した状況は十分検討されるべきであ ろうと考えわけである。

電磁波の生体への作用というものには、大きく分けると熱効果と非熱効 果、刺激効果という三つのものがある。前述したように体内では細胞を 中心に水分子と蛋白質が密接に結合しているが、変動磁場に伴う電磁波 が生体に作用するとこの水分子が激しく振動して熱を発生させる。これ がいわゆる電子レンジに代表される電磁波(マイクロ波)の熱効果であ る。

電磁波の非熱効果といわれるものは細胞レベルで直接作用するもので、 細胞遺伝子を損傷したり生体電流の流れを阻害するとしてその有害性が 欧米で特に指摘されているものである。

テレビのブラウン管には高電圧がかけられているため、マイクロ波から 超低周波までのいろいろなレベルの電磁波が発生する。この電磁波が脳 の松果体のホルモン分泌を抑えるために精神・神経系に影響し始め、さ らには異状妊娠・異状出産の要因にもなるというものである。

人体の場合、特定の周波数帯(七〇から一〇〇メガヘルツ)の電磁波を 浴びると、それ以上高い周波数帯に比較して十倍ものエネルギーを吸収 してしまうということも確認されている。これがANSI(全米基準研 究所)の現時点での正式データとなっている。(注3)

3、環境共振波動とは何か

生体外部の環境因子が生体内部の遺伝子レベルまで影響するということ は、古典医学的フィードバック理論が指摘するところである。結果とし て、最末端で受けたダメージが最も中枢の根元で重大な影響が発生する わけであるから、そうした考えも十分成り立つことになる。

いわゆる電磁波とは電場と磁場との周期的変化が波動として伝わるもの をいうが、一般には太陽光線より周波数の低い電磁波を電波といい、高 い電磁波を放射線という。

放射線もエネルギー量の極めて大きな電磁波の一種ということになるわ けだが、細胞レベルでの損傷が注目されだしたのはこの放射線被曝と全 く無関係ではない。強力な放射線の照射によって生体内の水分子の水素 結合が引き離されてしまうという事実からみてもその有害性ははっきり してくる。この水分子の分解によっていわゆる毒性酸素(活性酸素)が 大量に発生するというわけである。

細胞分裂の際にDNAが二分されるが、このとき螺旋状の遺伝子がほど ける瞬間がある。ここに生体波動情報に紛らわしい電磁波(16HZ周 辺)が作用するとカルシウムイオンが抜け出てその働きが阻害され、正 常な遺伝情報が転写・合成されない事態が生じることも指摘されている。

この問題の重大性は、細胞レベルでのカルシウムイオン代謝や荷電粒子 の流れに直接影響するというところである。

これらの変化によって細胞活動に異状が発現するというのが、元ニュー ヨーク州立大学教授のロバート・ベッカー博士のいうサイクロトロン共 振理論である。(博士自身はこれまでに二度、ノーベル賞にノミネート されている。)

ベッカー博士のこの理論を紹介した天笠啓祐著「電磁波汚染」三二頁に は次のように書かれている。

「地磁気のもつ定常磁場(あるいは静止磁場ともいう)によって、細胞 の中のカルシウムイオンや荷電粒子は旋回運動を行っている。低周波電 磁波がそこを通っていくと、通過する角度によって運動に変化が生じて しまう。」

外部からの波動エネルギーが、生体内の旋回運動(波動)に干渉すると いうことである。このように重要なポイントがここに明確に示されてい ることに少なからず驚かされる。

それは「通過する角度によって」という記述部分に深く関わっている。 先に取り上げたように、生体内の波動エネルギー(量子化された荷電粒 子)は三角ラインをベースに生体内を旋回しているはずである。

生体エネルギーの流れ自体が単なる円運動ではないから、そうした外部 からの超低周波エネルギーに干渉され易い部分があるのではないかと考 えられるところである。当然、この事実は電磁波傷害ということで重要 な意味を持ってくるはずである。

ここでまず問題になるのは地磁気と人工的電磁波(超低周波)との関連 性である。本来、地球には北極と南極の間に長大な地磁気の磁力線が走 っていて、巨大な磁石としての様相を呈している。この磁気圏(バン・ アレン帯)によって、強力な渦巻き状磁力線である有害な太陽風(電荷 粒子・プラズマ)は遮断され地球生命は守られている。

同時に地表部分には一〇ヘルツ前後の微弱な超低周波が発生していて、 これが生命体の基礎波動と関連しているとされている。風の波動や海面 の波動、小鳥のさえずりや虫の音、脳波や心拍にもこれと共振する揺ら ぎを伴う波動域が必ず含まれているはずである。

実はこの地球規模の環境共振波動エネルギーというものについては一部 科学的解明が成されている。それがシューマン共振といわれるものであ る。

地球の電離層と地上との間には、巨大な電気的共振作用のある空間が幾 層にも存在している。電波は通常この空間を共振状態を作りながら伝播 する。強い共振波動帯はいくつかあって、7・8ヘルツから31・7ヘ ルツの超低周波帯に集中している。(注4)

地球を包むこの共振波動帯は太陽風や月の引力といった他の天体からの エネルギー波動にも連動した変化をみせる。特に太陽の磁器嵐やデリン ジャー現象の影響を強く受けるし、この共振波動帯自体は季節変動があ る。

その波動空間にすっぽり包まれている地上の生命体は、それらの波動変 動にも揺らぎながら共振しているということになる。(図32参照)

まさに天(天空・宇宙)と地(地球)の両方の気の波動による交流の場 (エネルギー空間)に生命体は太古より存在していたことになるわけで ある。

これこそ、生命維持に不可欠の自然界の環境波動エネルギーともいうべ きものであって、古代中国医学でいう天地間の陰陽の気の波動そのもの ということになる。もとより天地陰陽の気は五運六気の運行による四時 (春夏秋冬)の調和のある変転や六十年周期の天文レベルの変化にも繋 がるものである。

「内経」にも古代よりの地球環境の変化は記されている。地球地軸の突 然の傾きについても記録されていて、こうした古代情報には少なからず 驚かされるところである。

従来、古典医学でいう運気論の部分はこれまで最も非科学的な無用の情 報として切り捨てられてきたわけであるが、ここにきて一転して再評価 が加えられる事態も出てきたということになる。

当初、鍼治療と地球コリオリ現象(力)との関連性や生物の体内周期( バイオリズム)の検討作業がそのきっかけであった。その後、地球物理 学分野の情報を検索していくと興味深い事実が次々と出てきたのである。

チャンドラーの地球極運動の共鳴周期や数万年スケールで気候が変動す るというミランコビッチサイクルの複雑な天文力学からの発見や、大気 循環・海流循環の法則性からのアプローチがそれである。

最新の研究によると、太陽の黒点は太陽表層部分にある磁束管が表面に 浮き上がってきて出現する天体現象とされている。NSの双極性を有す る黒点は、生体でいう経穴にそのまま比定できるというわけでこれも興 味深い現象ということになる。

さらには太陽活動による太陽風や磁気嵐現象、月の運行による地球自転 周期の変動や潮汐現象のリズムまでもが地球上の生命体の波動とは無関 係ではないのではないかということもここでは指摘できるわけである。

同時に、それは東洋で古代より行われている風水術にもそのまま通じる ものである。土地の地質や鉱物の分布状態、水質やそこで採取される植 物や食物といった広範な環境因子が、生命活動に何らかの作用をもたら すという状況もここでは想定できる可能性が出てきたというわけである。

これについては、たとえば砂漠地帯にはもともと生命活動を阻害するよ うな地質的波動があることでも頷けるわけである。前章のGSテストや LFT波動測定器で検査した砂漠の砂や岩石といった土壌鉱物の性状に 関わる比較結果でもこのことは確認が取れたと確信している。

ここで明確にしたいことは、自然環境因子ともいうべき基本的波動エネ ルギーがこのようなレベルでも働いているという先駆的認識が古代中国 にあったという厳然とした事実である。

数千年前の古代にそのような発見が成されていたということ自体驚きで ある。これが古代中国医学のダイナミズムというものである。無知蒙昧 な古代人が残した取るに足らない荒唐無稽な呪術伝承の遺物としか取れ ない現代人こそ笑われるべきではないだろうか。(図33参照)

このような観点に立って現代の電化された生活環境をみたとき、我々は 夥しい人工的電磁波動に取り囲まれていることにあらためて驚愕せざる を得ない。

電磁波は目には見えないエネルギー波動だけに、その有害性に対する一 般の認識はいまだに低い状況のままである。多くの日本人は無防備のま ま電磁波に曝された生活を余儀なくされているわけである。(注5)

ところで、巷には外国製の電磁波防御の製品が登場してきている。現在 市販されているそれらの電磁波防御の商品をGSテストや筋力テストで 検証してみると、意外にも大半が何の波動的効果はないことが分かり驚 いてしまった。なかには有効性がいくらか認められるものもあったが、 そのままでは機能的には不十分であった。

たとえば、テレビの電磁波をカットできるとする製品をマニュアル通り に四個セットして、それをGSテストで調べると中和状態が不完全であ った。この製品の場合、さらに二個付け加えてやっと生体レベルでの有 害電磁波がどうやらカットできたのである。(写真4参照)これには電 磁波を問題視する立場としては考えさせられた。

実は十年前より、この有害電磁波をカットもしくは中和する方法はない かと研究してきたのであるが、電磁波そのものを遮断カットするという 考え方では結局シールド方法が大がかりになるだけという結論に至った。

この結論には当方としては実に暗然たる思いであった。

一九八七年の米国サビッツ博士の調査では2mG(ミリガウス・磁束密 度の単位)以上の磁場で小児白血病が通常の一・九三倍、小児筋肉腫瘍 が三・二六倍という集計結果が出たという。

最も研究体勢が整っているスウェーデンの、アールボム博士は一九九三 年に北欧三国の統計を集計して、2mG以上で小児白血病が二・一倍、 小児脳腫瘍一・五倍という調査結果を発表した。(ノルディック報告)

欧米ではこうした調査を踏まえて、1mGを一応の安全基準としている。

しかしである。室内を電磁波測定装置で計測して回って、この1mGの 安全値を作り出すには大変な努力と工夫がいる。

しかも当方のGSテストで比較していうなら、この1mGというレベル にも疑問を持っている。風水的環境因子としてのシューマン共振周波数 レベルからみれば、0・1mGでも生体にとってはマイナス波動として 十分働くわけである。

電磁波は電場と磁場が交互に直角に働くエネルギー波動である。電場は 遮断できるが磁場は容易にシールドできない。コンクリートの壁でも簡 単には遮蔽出来ないわけである。そこで考えたのは、電磁波をすべてカ ットしてしまうというのではなく、生体レベルで有害な波動部分に直接 干渉してマイナス波動を中和してしまうという方法である。

この試み自体は試行錯誤の連続であったが、昨年やっと満足のいくレベ ルに到達した。欧米では、同じ様な目的で特殊な波動物質をコーティン グした製品があるということであったが、当方は独自にシューマン共振 周波数に同調した電子回路システムで有害電磁波に対処する方法を取っ た。

ここであえて紹介したのは、本装置が電磁波対策だけでなく奇経治療の 判別器、治療器としても活用できる特性が確認できたからである。

今回、紹介したシューマン共振の波動域自体が生体波動の安定に大いに 関係していることに気付き、本装置を奇経反応の出ている要穴に装着し て実験を試みたのであるが、その結果、疼痛や腫脹といった症状を伴う 奇経変動の調整に効果があることが分かった。(図33-2参照)

本装置は奇経治療に活用できるだけでなく、治療後の患者に携帯させる と通常より治療効果を持続させる効果がある。(注6)

とりあえずこの電磁波中和装置の機能と特徴を参考までに紹介する。

  • 本装置を稼働中のパソコン・ディスプレイなどの上に長時間置いておく と、装置本体温度が上がって熱くなる。(電磁波の吸収効果)
  • 本装置はCD・ビデオショップや電気店の盗難防止システムのセンサー (レーダー)の電磁波に敏感に干渉する。本装置を携帯したまま入店す ると、警報システムの電磁波シールドの変化で警報機が作動する。電磁 波の波長が変換されている証拠である。(電磁波干渉効果)
  • 本装置を自動車内に装着しておくと、電磁波によるプラスイオンが蓄積 して起こるドア開閉時の不快な静電気放電現象を防止することができる。 同様に日常携帯していると、衣服の静電気の帯電放電現象がなくなる。 (静電気帯電・放電防止効果)
  • パソコン入力作業によるテクノストレスとしての眼精疲労の軽減、不快 症状の軽減、自動車運転の疲労軽減や車酔い防止効果がある。皮膚の掻 痒感、ピリピリ感の軽減がみられる。(生体効果)

ここでいう電磁波障害や電磁波過敏症といっても一般の医療機関ではほとんど認知されていないのが現実だ。
では一連のこれらの不快な症状、苦痛を伴う痛みなどが電磁波の影響によるものかどうかはどのようにしたら鑑別できるだろうか。
簡単な方法は、日常一番身近にある電気製品のスイッチを入れた状態でその傍に近づいた場合と数メートル離れた場合とで症状の変化を実際に検証してみることである。
電磁波発生源に近づいて不快感が増したり痛みが増すようであれば電磁波の影響が疑われる。
身体の痛みの部分がはっきりしているのであれば、身近にある磁石を患部に当ててみる方法がある。磁石のN極とS極を相互に当ててみて、はっきりした痛みの増減や筋肉のつっぱり感に変化がある場合は 電磁波による障害の可能性が高い。
電磁波過敏症の場合はわずかな磁場の変化にも身体が反応するからである。ここらはいわゆる奇経治療の鑑別方法と類似するところである。

通常、奇経反応や病証にはいくつかの法則性がみられるが、よくいわれ ることは奇経治療の効果に持続性がない点である。速効性があるわりに その効果が長く続かず症状が再発しやすいことがあるわけだが、これは 奇経システムの特性そのものに深く関わっている現象でもある。手始め にここで奇経の全体像についても触れてみたい。

4、奇経システムとは何か

当方では、経絡論を展開していくに当たって方法論的に経絡キャパシテ ィーというものを設定している。ここでいうキャパシティーとはいわゆ る容量のことであって、通常はコンピューター・テクノロジー関連で頻 繁に使われる用語である。非常に便利な語彙なので、ここでは経絡キャ パシティーというふうにあえて表現したわけである。

本論でも生体は気の容器であるという言い方をしてきたが、これに直接 関係することでもある。容器に対して、そこに収まる気血エネルギーに もキャパシティーがあるはずである。当然、物理的にもここでは無限大 のキャパシティーを持っているというようには考えられないわけである。

もちろん気のキャパシティー自体には個体差がある。外気功でも通常の キャパシティー以上の気が短時間に放出されるはずであるが、とにかく ここでは相対的なキャパシティーの大小はあっても決して無限大ではな いということを考えておく必要がある。

生体内にはいくつもの臓器があるわけであるが、それら各臓器器官は実 質的容量をそこに占めている。古典的臓腑論でみても腑も機能的容量を 持って働くわけである。

こうした機能的容量に関わる考えはもちろん現代生理学でもある程度通 用する。

たとえば、そのうちの肝臓の機能そのものを例にとってもいえることだ が、その広範な生化学的機能を代行するにはいくつもの巨大工場、一連 の化学プラント設備が必要であろうという平易なたとえ話しがそれであ る。

脳を考えてみても、百数十億の神経細胞と一千億の神経シナプスと同様 の機能をコンピューターに求めることは不可能である。このような次元 で生体内のそれぞれの臓器機能を取り上げてみても、いかに生命現象そ のものが深遠で超絶した存在であるかが実感できるはずである。

しかしながら、体内に巨大な化学プラントが揃っているというようなこ こでの発想自体は、児童向け図鑑の挿し絵以外の何ものでもないわけで あって、本論の流れからすればさしずめ古代中国の恵施の発想を意識し た多次元的展開ということになるかもしれないわけである。

ここで生体そのものの気に対するキャパシティーということを考える上 で最も参考になるのは、意外にも気功術そのものである。

ある気功師と気の波動パワーについて話していたとき、気功師同士の練 功時に触れもしないのにどうして一方が飛ばされたり転がされたりする のかを尋ねたことがあった。

これは以前から不思議に思っていたことである。気功師は直接気の世界 に身を置いていて、まさに気のパワーを日常的に体現しているわけであ る。武道的な型であのように転げ回っているわけではあるまい。

このとき、気功師はすかさず「キャパシティーに違いがあるからだ」と 当然のように答えた。これには少なからず驚いた。

つまり、一方の熟練した容量の大きい気の波動を受け取ると、受け取っ た側は体の中が一度にその気で一杯になって溢れる気の波動に翻弄され る状態になるというのである。そのために後ろに飛ばされたり、転がさ れたりして、溢れる気を体外に逃す動きになるという。そのときは、瞬 間的に自分の体が制御できなくなるという。

気功をやる者同士でどうしてそのような気のやり取り(交流)が出来る のかを尋ねると、気功師は「鍛錬によって体にそうした気の出入口が開 くからではないか」という。これもまた興味深い知見であった。

このとき始めて気の容器(生体)にはキャパシティーがやはりあるのだ という確信を得たのである。それまでにも生体の経絡現象でも同様の事 例に遭遇していたので、このことにはすぐに納得がいった。その事例と はいわゆる奇経治療に伴う諸現象に関連したものである。

もともと正経には環流する気血のキャパティーがある。古典で大地を流 れる河川にたとえられる所以である。そして奇経はその経脈から溢れる 気を調整する水路や湖、あるいは大海という位置付けになる。

この認識というのは奇経治療を実際に行うまでは半信半疑であった。何 故なら気というものの相対的容量というものが掴み難かったからである。

体が大きく体力の充実した若者と体の細い老人とを比較すれば、そのよ うな意味での容量の違いは歴然としている。老人が加齢とともに体力が 落ちた、温かみ(温気)がなくなってきたといえば当然そこに陽気の波 動の衰えがあることになる。

ここでいう相対的容量の変動というのは、一体どの程度気の容量が減少 あるいは萎縮すると体調に変化が出るのかということであり、それに関 連する正経と奇経の様相はどのように位置付けて考えるべきかというこ とであった。いささか漠然とした疑問であるが以前から考えていたこと でもあった。

正経の変動に対して奇経の変動はその様相が随分と異なる。疾病との関 係でも奇経にはまったく変化が出ない場合もある。同じ様な病症でも奇 経に反応が出たり出なかったりするわけである。

奇経八脈の病証も全身に及ぶし、全経絡・経別の環流現象にも連動して くる。

正経から奇経に気が溢れ出るということは、漏れ出るということとは違 ってしごく生理的機構にそったものであろうと思われる。それは、溢れ 出なくては正経環流全体に重大な支障を来す、いわゆる緊急事態という ことを意味しているはずである。

この現象をどのように考えるかというときまず頭に浮かぶのは、前述し た素粒子加速器である。加速器の場合は電子や陽子などの粒子を高速に まで加速して特定の原子に衝突させて実験するものであるが、これと同 様の原理で生体エネルギー流動の調節がされている可能性があると考え たわけである。(図34参照)

それは経絡内(磁束管)を環流するクーパー・ペアの波動に乗っている 気のエネルギー本体が加速され過ぎた場合に、補助回路ともいうべき奇 経の環流ラインに飛び出して取り込まれてしまうのではないかという発 想である。これが、いわゆる経絡内のエネルギーの暴走を回避する生体 内の安全システムという基本的考え方である。

少なくとも、正経内では気の流れる速度は常に物理的最小のエネルギー 状態にコントロールされているということが予想される。量子力学的に みれば、波動エネルギーの速度や周波数、さらにはエネルギー量の大き さも決まっていて、ある幅で的確に調節されていると考えるべきである。

一定以上にエネルギー量が大きくなって、正経のコントロールから逸脱 したものは奇経に補足されるという図式である。電荷したエネルギーは 取り込まれると同時にそのまま奇経のキャパシティー内に貯留されるわ けである。(図35参照)

ここには、物理的自然法則として電荷の保存則が生体内でも一様に働く はずであるから、エネルギーに関しては「いかなる発生・消滅がおきよ うとも、その現象の前後での電荷の合計は変わらない」ということにな る。(注7)

しかも、こうした奇経の周回回路は生体内で正経と重なるわけであるか ら、組成上は正経同様に超伝導の様相を呈するはずである。奇経にも経 絡多層リングで構成される磁束管が存在していて、概念図で示したよう に正経にも密接した位置に展開するはずである。

当然、エネルギー回路全体が超伝導であるから、それこそエネルギー自 体は少しもロスが生じないことになる。そもそも奇経内に保留される全 体のエネルギー量が容易に消退しない理由がここにある。

奇経システムは電荷したエネルギーをただ蓄えるだけでなくて補助回路 としての特定の周回軌道を独自に開放して環流させる。奇経自体もその エネルギー状態が増減するキャパシティーを持つというわけである。

奇経システムそのものは常時大きく体表にオープンしているエネルギー 場ではなくて、こうした電荷エネルギーの流入量に応じて流入口(水門 )の開閉状態が自在に変化し調節される安全システムの一つでもあると いえる。この奇経のエネルギー場自体は大きくなるに従って、次第に正 経本流に干渉するような状態になる。

これは奇経のエネルギー場が大きくなると正経が占める生体エネルギー 場に物理的収束現象が現れ、生体表面部に奇経のエネルギー場(磁束管 )が浮き上がり、ちょうど外に張り出したような形で顕在化してくる現 象が出てくる。(図36参照)

奇経のエネルギー場は無限大ではないから、正経に対する安全装置とし ての受け入れ状態には当然限界がある。しかも、正経の環流ラインに対 して直角方向にエネルギー場が展開するということになると、奇経に溢 れたエネルギーが次第に正経環流に干渉してくる状態が生じると当方は 考えている。

しかもこの現象自体は、鍼灸医学の根元的原理である補寫理論を考える 上での重要な手がかりに直結するものである。(後章で触れる。)

結果として、奇経のエネルギー場は正経環流を収束し阻害する。その波 動的エネルギーによる締め付けによって二次的に腫脹や炎症が発生し、 それらは奇経の病証として表面に現れるわけである。

この当たりが奇経の特異な存在であり、正経との関係をみる上での重要 なポイントである。

つまり、奇経は正経システムが展開するエネルギー場(生命場)におい て、一時的なエネルギー空間(場)を縦横に重なる位置に展開すること になる。(図37参照)

生理的には、奇経自体は生体内で効率のよいエネルギー環流とバランス 調整機能を担っていると考えられるが、一旦正経環流に異状が発生する と安全装置として顕在化してくるというわけである。

その異状とは経絡系を環流する荷電した粒子のエネルギー量のレベル状 態そのものを指している。経絡・磁束管内を安定したエネルギー量を保 って環流する気の波動エネルギーは、通常は極めて低いエネルギー状態 に保たれているはずである。これが外的要因によって加速されてエネル ギー状態が大きくなってくると、その不安定さから正経・磁束管から磁 束線が飛び出す。

飛び出すといっても、これは生体内のいわゆる生命場での現象であるか ら生体全体の物理的エネルギーバランス(電荷状態)はそのまま保持さ れることになる。だから生体内では危険ないわゆる電気的暴走現象は回 避されるわけである。

これを経絡現象としてみると、奇経の収束現象によって正経・磁束管そ のものが体表面に大きく浮き上がってくる形になる。そして経穴(八総 穴)からは磁束線が弧を描いて放出されることになる。(図38参照)

ここで注意しなくてはならないことは、このとき始めて奇経のエネルギ ー場(双極性)は体外にまで広がるキャパシティー空間があるというこ とである。

当然このようなエネルギー場が存在するからこそ、奇経反応やその双極 性を考慮した奇経テスターが活用できるわけである。

要するに、生体全体の物理的エネルギーバランスを保つために、奇経シ ステムは相殺されるエネルギー量を持った二つの相対的な性質のエネル ギー場を作り出すというわけである。

かって間中喜雄博士はイオンパンピング(ION-PUMPING)と いう発想の元に、導電性のよいコードを使い二つのエネルギー場(空間 )を一気にワープさせてエネルギーバランスを調整する術式を考案され た。まさに画期的奇経治療法であった。

奇経に相対的エネルギー場が双極性に出現するということでは古典的陰 陽バランスにそのまま比定できるし、N・S極に代表される現代的認識 に結びつけることができる。

このようにエネルギーの双極性という位置からみても、奇経システムは 際だった物理学的特異性を持った存在ということになる。

厳密にいうと、このような現象は(臨床的には)奇経八脈だけに限定し て発現するわけではないが、その規模からいけば最も顕著な現れ方をす るものである。

しかも、ここには量子力学的共時性(シンクロニシティ)が内在してい る。端的に表現するならば、そこに四次元空間が開いているという発想 に繋がっていくことになる。

とにかく、電気的プラス・マイナスの位相はここではあくまでも二次的 なレベルのものということになる。

結局これが全身に展開する奇経システムの集約された様相であり、八総 穴の組合せのパターンが成り立つ理由である。これも古代中国医学が残 した医学的大発見ということになる。

次回は具体的に、当方が考案した電磁波中和装置を使っての四次元的奇 経治療法と実験を紹介したい。

(注1)三角チップ、電磁波中和装置の入手については、(有)カネマ サ・波動研究会に連絡下さい。久留米市南町392の8(TEL/FA X 〇九四二-二一ー一九六八)

(注2)[電磁波問題の概略]一九七九年、米国のN・ワルトハイマー 博士が送電線から発生する電磁波と小児白血病の間に相関関係が認めら れたとする疫学的研究を「米国疫学ジャーナル」誌に発表した。

一九九〇年、米国の著明なジャーナリスト、ポール・ブロダー氏が、全 米屈指の月刊誌「ニューヨーカー」の連載で電磁波傷害を精力的に取材 して発表した「メドウ通りの災厄(悲劇)」の記事が全米に衝撃を与え た。さらに「ニューズウィーク」がこの問題を大きく取り上げ、電磁波 問題は世界的な反響を呼んだ。

一九九二年には、スウェーデンのノーベル賞選考機関であるカロリンス カ研究所が、高圧送電線から三〇〇メートル以内に住んでいる住民五三 万人を対象に、二五年間の長期にわたって疫学調査を行ってきた結果を 発表した。

それによると、送電線の近くに住む子供の白血病の発生率は、送電線の ない地域の子供よりも三・八倍も高いことが示された。

その内容は、一ミリガウス以下の地域に住む子供と比べ、二ミリガウス の地域では白血病の発生率が三倍に、三ミリガウスでは四倍になってい るというものである。

波動レベルでの電磁波傷害のメカニズムということでは、元ニューヨー ク州立大学教授のロバート・ベッカー博士や南カリフォルニア大学のジ ョン・ピーターズ博士、NIOSH(労働安全衛生研究所)のジョセフ ・D・ボウマン博士がすでに発表している。

(注3)「電磁波が危ない」吉永良正著 一五七頁

(注4)「電磁波は危なくないか」徳丸仁著 八八頁

(注5)電子立国といわれる日本の電磁波汚染対策そのものは、法的規 制や研究面でも欧米に一五年遅れているといわれる。「電磁波汚染」天 笠啓祐著 二〇八頁 

(注6)奇経治療の具体例については次章で紹介する。

(注7)「場の量子論とは何か」和田純夫著 九五頁



第1章 第2章 第3章 第4章 第5章 第6章
第7章 第8章 第9章 第10章 第11章 第12章

発行日 1998年1月16日


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