電磁波過敏症

論考「実験的経絡論」


第六章・実証的波動エネルギー論


 

 

1、EAV理論の台頭

専門的情報ということで今回、幸運にもグローバル・スタンダード(国 際標準)ともいうべき最先端の学術論文を参照することができた。

それは世界的学術誌に十三ベージにわたって掲載された論文であったが、 二年間の研究成果だということであった。そこには精緻な情報収集と処 理が成されていて、その研究姿勢には本当に感心させられた。といって もすべてその専門的内容を当方が理解できたという意味ではない。

これはただ単にその論文の学術的レベルだけを言っているのではなくて、 真理を追究する者が立つべき姿勢(スタンス)を言っているわけである。

グローバル・スタンダードというのは実にすごいことである。そこには 共通の視座が確立されていて、確実にそのレベルを上げていくことに参 加する者すべてが努力していくという姿勢が窺えるものである。

結局のところ、立場がどうであれ共通のレベル達成が成されていなくて は意味がないであろう。そうした中で独創性を発揮する研究成果が次々 登場してくることもすごいことである。

とにかく独創性が最優先されているともいえる。それこそ、研究者自体 は相当頭を柔らかくしておかないと専門分野でも視野が狭くなってしま うであろう。いわゆる専門馬鹿では通用しないということになる。

いや、ここでもっと足下を見据えた現実の視点でものを言えということ であれば、そうした情報ならいくらでも我々の業界周辺には転がってい るはずである。

奇経治療などは意外に鍼灸師には関心が薄いようであるが、専門外では ないかと思えるカイロ業界や柔整師に人気があって熱心に研究されてい る。恐らく全体の絶対数は鍼灸師の比ではあるまい。

そうした潮流は奇経治療だけでなくて、いわゆる経絡に対応する各種の カラーテープ療法や磁場療法、カラーライト・アキュパンクチャー分野 でも同様のことがいえるようである。Oリングなどの各種の筋力テスト も鍼灸師以上に幅広く浸透していて臨床面で盛んに活用されている。

共通していえることは、これらは理論的根拠としてすでに量子物理学的 考えを当然のように取り込んでいることが一つの特徴でもある。

さらに、一歩進んで国内外の波動エネルギーに関連した量子医学セミナ ーに目を向けている人も少なくない。それほど各業界が新しい情報に敏 感になっているということでもある。

そうした動きに共通することは、いままでにないポテンシャル・エネル ギーをそこに感じているからに違いない。

本論の第二章で触れたフォル博士のEAV理論(Electronic     Acupuncture according to Dr.Vol l)などがその筆頭である。(注1)

これは手足にある特定の経穴から発する各臓器の固有の波動を電気的に 測定して病気の診断治療を行うものである。これなどはすでに半世紀近 い歴史を持っている。厳密にいえば、EAV理論そのものが人体波動測 定装置にすべて集約され、完成したレベルで運用されているということ である。

これは、方法論的には固有の生体電磁場を生命場(ライフ・フィールド )と名付けたイエール大学のハロルド・サクストン・バー教授の先駆的 理論や古典的なRadio-Electronics理論との類似性が あるようであるが、生体の経絡や経穴を測定点として認識している部分 が大いに注目される。

フォル博士の研究によると生体の各臓器は、固有の波動を有していると いうことである。固有の波動は従来の古典的「気のエネルギー」に比定 できるということになる。手足にあるツボがそれぞれの臓器と経絡で連 結しているというから基本的には伝統的中国医学の経絡・生物ホログラ フィー理論と同様の考え方である。

古典的経絡論を科学すると現代の量子物理学に至るという考えはすでに 欧米、それもドイツでこのような形で進められていたというわけである。 すでに欧米では医療機関を中心に三万台近い専用機器が普及し医師らに よって使われているという事実をみてもこれは驚きである。

手足のツボには臓器の固有波動が集中的に現れるということであるが、 鍼灸で知られる手足の十二の経絡(メリディアン)以外にも、新たに八 本の経絡(ベッセル)があって、それぞれに測定点が設定されている。 (図24参照)

さらに、注目すべき情報として、人体には通常三マイクロアンペアの電 流が流れているということである。同時に、正常なツボの電気抵抗値は 九万五000オームであるという。この数値を基準にして患者の左右の 手足のツボに微弱電流を流すことによって、正常値との比較バランスに 基づいた病気の診断治療が可能になるというものである。

EAV装置はフォル博士が一九五〇年代に開発したものということであ るが、生体波動エネルギーを媒体にした中国医学的診断に通じる治療の システム化ということではまさに先駆的なものといえる。

現在のEAV装置は手足の特定のツボから電気抵抗をベースにした波動 を取り出して幅し、その量子力学的波動エネルギーを検知するというも のである。高感度の磁気センサーの開発によって開かれつつある新しい 診断技術であるだけに、EAV全体の理論体系そのものにも非常に興味 深いものがある。

そのなかでも、もっとも注目されることは測定増幅されたこの量子力学 的な生体波動は水などにそのままダビング(転写)できることである。 水そのものは透磁率が高いので、物理的波動を転写できるということは 十分頷ける。この転写に使われる水はクラスタが特に密な状態に処理さ れたものである。

ある種の情報を転写したこのような波動水によって、波動レベルでの治 療効果も期待できるという。本論でもこの水の波動特性に注目しており、 独自の実験手法を順次本章で紹介していきたいと考えている。

通常、EAV装置では生体の状態が1から3ボルトの低い電圧で測定で きるということであるが、ここで最初に頭に浮かんだのは皮膚抵抗測定 装置である。皮膚抵抗を測定するツボ探査装置自体は通常鍼灸師でも活 用しているから珍しくはないが、一般には「ウソ発見器」がよく知られ ている。

皮膚の電気抵抗をある程度の精度をもって測定するということになると、 そこにはいろいろな電気的工夫が必要であるが、それも電子工作用とし て市販されているキット類を利用すれば手軽な測定器に転用することが できる。

そうした原型となる機器を実際に自作してみると参考になる部分がいく つも出てくるものである。

たとえば回路の途中に、流れる電流を微調整できる可変抵抗の付いたボ リュームスイッチを組み込むだけで数十倍に検知精度を上げることが簡 単にできる。(図25参照)

単純に考えると、このような形で出てくる電気抵抗(コンダクタンス) には、突き詰めると位相の異る各種の波動情報がスペクトルで見られる ように幾重にも重なっているということになる。考えてみるとこれは非 常に興味深いことである。

我々は日常電波信号を受信して生活している。それらはラジオやテレビ、 携帯電話というように多種多様にあるが、周波数によってそれぞれ個別 の情報を取り出している。

これと同様に、生体内からの位相の異なる個別の(周波数を持つ)波動 信号というのを受信できるのではないかという発想も自然に浮かんでく るのではないだろうか。

しかも、EAVの専用装置は体幹から離れた四肢末端の体表面(特定の 経穴)で内臓諸器官を関連づけた各経絡別の波動情報を拾い上げるわけ であるから、まさしくこれは中国医学でいう生物ホログラフィー的手法 の電子レベルでの応用ということができよう。

EAV理論をあえてここで紹介するのは、一つには古典的経絡系がすで に量子力学的視野に立った方法で波動磁場が計測されている事実を示し たかったからであるが、さらにその機能的存在としての経絡ホログラフ ィックの投影システムを理論的に解明したいと考えたからである。そこ に至るまでには、前もって説明すべき課題がいくつか控えているという わけである。(注2)

まず、こうした画期的ともいえるEAVの測定技術や機器をみたとき、 果たしてこれは現代科学でどのように評価されていくかを考えておくこ とも必要である。

当然、本論でも鋭意この波動現象についても実験をとおして検討してい くが、これは非常にユニークな波動世界が眼前に展開してくるという反 面、普遍的な意味での難解で重要な問題性をも同時に抱懐していること も認識されなくてはならないということも意味している。

少しでも中国医学の理論体系に触れたことがあれば幾分か理解の及ぶと ころはあると思うが、恐らく多くの疑問が出てくる可能性は否めないよ うに思う。EAV専用機器には部分的にハイテクのパーツが使われてい るし、コンピューターによる制御が成されている。一見合理的システム の体裁は整っているが、入力されるデータの質と処理後の結果自体がや はり問題になってくる。

システム全体の構成と機能は理解できる範囲としても、抽出されるデー タは本当に科学的評価に耐えうる的確なものかどうかはここでは全く不 明である。データに関して何等評価・コメントは出来ないということに なる。実際に、そこから引き出されてくる生体の各種情報は通常の医学 的検査内容のレベルと格段に異なるものである。

それは組織、器官、臓器の機能的、機質的評価はもとより、免疫レベル、 精神情緒レベル、遺伝子レベルとまさに体内ミクロコスモの多元的空間 が展開してくる。

結局、これまで気に結びつけられてきた多くの事象が、波動エネルギー という新たな発展の場に次々と移されつつあるということである。そう した認識しか持ち得ない。

特定の経穴という極めて限られた部分からデータを取り出し、そこから 全体系を解析するという手法、或いはその考え方自体は現代科学にはそ もそも馴染まない。普遍的手法ということであれば、データの解析はま ず全体系の範疇から順次、部分的細部に集約されていくべきものである。

それがいきなり分子レベルということになると驚かざるを得ない。

これとは逆の発想が成り立つとするのであれば、入力されるデータに関 する問題点を医科学的に明確なものにしておくべきである。その飛躍し た考えに至るもっとも重要な過程が、普遍的な事実を求める側からみれ ばやはり欠落しているということになる。

EAVという特殊な機械装置が介在しているだけに、通常の学術的論及 にもっていくには限界があるわけで、本論でも当初から(第二章)ここ らがブラックボックスであるといっているわけである。

しかし、個人的評価としてみたときは、格段に面白いのである。恐らく、 こうした波動世界に対して後ろ向きの考え方を排除してみるのであれば、 EAVほど古典的中国医学に近い測定機器というのはないのではないだ ろうか。そのように考えると、それなりに魅惑的なハイテク機器といえ るはずである。

本論も別な角度からこの電磁場波動測定や他の専用機器について順次追 求していくつもりである。最先端のEAV理論に対峙するにはそうした 柔軟さもここでは必要になってくる。

2、磁場変動を捕捉する

生体の物理的現象として科学的に認知され易いということでまず第一に 上げられるのは生体電流であり、それに伴う生体電位、生体磁場などで はないかと思う。本論でもその解明の手順として、特にその生体磁場の 発現の様相と検知方法についても詳しく論じなくてはならないと考えて いる。

生体磁場が体外より捕捉されるということは、体内にその磁力線(磁束 線)を発する磁束量子(双極素子)が存在するということである。もと より生体から出る磁束線は非常に微弱なものである。

それだけに、この磁束線や波動を高い精度で捕捉するにはハイテクの専 用機器が必要になる。第二章、ならびに本章で紹介したドイツのEAV 波動測定機や国内の磁場測定機器(SQUID/超伝導量子干渉素子) がそれである。(図14参照)

代表的なEAV波動測定機であるAcuproは0・5×10-12 ガウ スまでの電磁波が測定できるというし、一方のSQUID(最高10-1 3 ガウス)は密閉されたシールド設備の中で地磁気の五十億分の一の微 弱な磁気も計測できるという。両者とも驚くべき検知能力である。

当方でも、どうにかして独自に生体の磁場変動を検知したいと考えたが、 共振波動測定装置はとても高価な機器でありこれは現実問題としては難 問である。

結局、そうした磁場検知のハイテク機器やシールド設備というものは簡 単には用意できないわけであるから、もし門外漢の我々が同じ様なレベ ルでの測定実験をやろうとしてもそれはまず不可能なことである。 

しかしながら、ここで頓挫してしまえばそれこそ一歩も前には進めない ことになる。ここは、それなりに知恵を搾って創意工夫しなくてはなら ないところである。

そこでいろいろと思案した末、人体に備わっている微弱磁気に対するセ ンサー/スキャン機能を最大限活用する方法に行き着いたわけである。

気のレベルの筋肉反射を使えばそれこそシンプルな検査法はいくらでも 出てくるはずである。結果的にそうした考えに至ったのは、磁気に関す るいくつかの物理的実験や現象がヒントになったからである。

しかしながら、理由はどうであれこうした未科学的部分に踏み込むこと は、当初より科学的評価と言いながら結局そこに逃げ込むのかという大 方の批判に繋がるであろうことは当方も承知の上である。ここでそうし たリスクを負っても、結果として得るものが大きければそれでよしとす る立場にある。

未科学的現象にも必ず科学的分析と評価とが可能である。これまでその 努力がなされていなかっただけのことではないのか。手品同様その種明 かしがされるまでの戸惑いと猜疑心とが、一方的に向けられているだけ の話しである。

だから今回そのような事例を上げるにしても、何故そのような方法が検 知法として成り立ち得るかをできるだけ科学的事実を踏まえて明示して いくつもりである。是非その点をご理解いただきたいと思う次第である。

今回、微弱磁気波動に対する筋力反射テスト法に注目した理由の一つは、 市販の磁力線検査機器である「TRIFIELDメーター」を使ってい て、ふと気付いた現象がきっかけであった。(注3)

このメーターの場合、電気製品など通常の変動磁場として働いている電 磁力には計測器として敏感に反応するが、静止磁場の磁束線はまったく 検出できない特徴がある。だからこの検査機器に静止磁場を持つ磁石を いくら近づけてみてもメーターの針はまったく動かない。

ところが、手にしたその磁石を素早く振り動かすか糸で吊るして回転さ せると、メーターの針がそれに反応して左右に大きく振れるのである。

これは磁石本体が動くことによって、磁石の静止磁場がつくる磁束線が 短時間に変動して周囲に電気的エネルギーを生じさせるためである。つ まりは測定器本体内のコイルに電磁誘導された電流が流れることになる。

二つ目は、磁石を使った物理実験が重要なヒントになった。磁石はその 特性として鉄・ニッケル・コバルトを引きつけるが、同じ金属である銅 やアルミニウムに対してはそうした磁力の力は働かない。ところが銅板 やアルミ板で傾斜をつくって、その上を円形磁石を滑り落とすと面白い 物理現象が生じる。

なめらかな木版面と比較しても、明らかにゆっくりと磁石は滑り落ちる のである。まるで、それらの金属面に対して微弱な磁力が働いているか にみえる面白い現象である。

これは、磁石がそうした導電性のある金属面を移動することによって、 そこに微弱なうず電流が発生するからである。これによって、下向きの 力が磁石に働き金属面に張り付くような現象が生じる。つまり、するっ と一気に滑り落ちずに、ゆっくりした滑り現象になるというわけである。

この場合、逆の発想展開も可能である。磁束線の出ている物体の上を、 導電性のある金属を滑らせれば同じように物理的なうず電流が発生して 同様の力が働くことになるはずである。そこに電気的な吸着力ともいえ る方向性のある力が出てくるというわけである。

この微弱な力を利用しょうというわけである。

三つ目のヒントは、ハンド・トリートメント等で示されるように手指先 端から微弱な磁束線を発生しているという情報があったことである。手 指の先端部が交互にN極、S極になっているのであるが、磁石の特性を 考えたとき[図15]のようにそこに双極性を考えることができる。左 右の指同士がそれぞれ磁石のN、S極のペアをつくるわけである。

四つ目のヒントは、欧米の伝統的ダウジングを専門とするプロのダウザ ー(水占い師)や古典的なRadio-Electronics理論に 対する報告資料があったことである。

ダウジングとは、二股の枝や曲げた金属棒を使った独特の地下水脈や鉱 脈探索の方法である。これは地下で流れ動く水が電流を発生して、それ が地表面に極めて微弱な磁気変化を引き起こすのを敏感に感知する特殊 技術である。

ダウジングの科学的磁気調査によると、ダウザーは0・01マイクロテ スラー/メートルの磁気変化を感じ取ることができ、その感覚は5マイ クロテスラーで飽和したという報告がある。(注4)

通常ダウザーは左手を磁場変化のセンサーとして使い、右手にペンジュ ラムといった振り子を持つ。現在では振り子以外にも各種の器具が考案 されているが、手掌から入ってくる磁場情報を増幅し、他方でスイッチ ングしながら共振状態をモニターしていくものである。

ここで特に注目されることは、ダウジングが周囲の微弱な磁場環境に対 して生体を介して電磁場情報を取り出しているということである。この 手法が電磁波検知として十分に応用が可能であることを教えてくれたわ けである。

磁場、磁力線(磁束線)に関わるこれら四つの物理的ヒントをそれぞれ 組み合わせてみたとき、電磁波や変動磁場を独自に検知する一つのアイ デアが出てきたのである。(Radio-Electronics理論 応用については後で触れる)

とにかく、いかに我々が物理的なエネルギーとしての電磁波や変動磁場 を探索してみようとしたところで、そこにそれらを捕捉する具体的手段 が用意されていなくては何等意味をなさないはずである。

それも、その思考実験に至る手段の科学的根拠となる事実や術式をでき るだけ明確に提示していかなくては、決してフェアな論及の仕方とはい えまい。

当然、手品のテクニックにさえ種はあるわけであるから、そこに事実の 提示が成されなければそれはどこまでも個々の名人芸の世界であって普 遍的評価の対象とはならないはずである。

未知の現象も科学的根拠となるいくつもの事実で裏打ちしていけば、最 後には一つの明確な科学的法則性を見いだすことができるはずである。

厳密にいえば、ここで紹介する手法自体も当初からの単純な思考実験の 延長線上にあると考えていただいても結構である。結局、ここで四つの 物理的根拠を上げたといっても、もちろんそこから導き出されてくるも のの評価自体が問題になってくるのには何ら変わりはないわけである。

早速その具体的な電磁波探索・検知の方法を説明する。

微弱な磁気を検知する方法とは、まず二本の指頭の僅かな反復運動によ ってそこに小さな磁場変動をつくる方法である。これがこの検知法の重 要な基本ポイントである。

というのは、実際この手法では検査動作をする側(通常は右手)と磁場 変動させる側(通常は左手)との間の微妙な磁場の差を作り出して、そ れを確実に感知する必要があるからである。

もとより、右手側にも左手側にもこの場合、N、Sと位相は異なるがそ れぞれ磁場が同レベルで存在しているわけであるから、比較するには前 もって左手側の磁界のレベルを適度に変動させるか完全にリセットする ことが必要になるわけである。

これは先に挙げた電磁波検査機器と二つの磁石で試してみるとよく分か る。一方の磁石の磁場に重なるようなかたちで、もう一方の磁石の磁場 を振り動かした場合、検査機器の針の振れかたがずっと小さくなる。こ れは相対する磁場どうしが働き合って、相対する磁束線の変動範囲が収 束されていると考えられるからである。

相対する磁場どうしが干渉し合って、それぞれの磁場が小さく収束され るか、磁場の渦が生じてちょうどリセットがかかったような状態になっ ているというわけである。これを連続的に反復処理できる手法があれば いいわけである。 

この現象を応用した実際の磁場検知の手法自体はしごく簡単である。一 方の手の拇指と人差し指の指頭同士を軽く擦り合わせるだけでよい。( 図16参照)

これによって指頭部分の磁束線に変化が生じる。同時に、これには磁場 変動による微弱なうず電流が発生している。つまり、これが検査時の指 頭の粘着性のある摩擦感覚の違いとして術者に捉えられるわけである。 (筋肉反射プラス)

拇指と示指の指頭が摩擦されるとそれぞれの磁場が瞬間的にリセットさ れたかたちとなり、これが反対側の指頭部分の磁場感覚にも変動が反射 連動する。これは、生体を介在させることによって磁場変動を感知する 小窓(一つの物理的エネルギー場)をオープン状態にするということで ある。

当方では、この指頭に現れる粘着様感覚自体は古典的なRadio-E lectronics理論に基ずく専用機器の則定板(ラバー)の粘着 性と同質のものと考えている。この粘着性の出現状態を反復感知しなが ら、検査対象の電磁波情報を相対的レベルで検知していくというわけで ある。

つまり、探索する者と探索される対象物との間で磁場における共振状態 を共鳴不共鳴(プラス・マイナス)という次元での交流状態が瞬間的に 成されるわけである。

ここでは便宜上、この捕捉法をGS[ジオパシック・スキャン(風水的 放射エネルギー探索)]テストという名称にしておく。(注5)

G・Sテストでは、左手で磁場変動の自己調整をする場合は、他方の右 手が磁場変動センサーになる。通常のジオパシック・ストレス(風水的 放射エネルギー傷害)のような広い面をカバーするときは手掌全体がセ ンサーになるし、もちろん手指・指頭そのものがセンサーになるわけで ある。ここらはダウジング的手法の応用となる。

局所的な磁場変動を探索するときには、適当な金属棒を手にして行う方 が都合がいいようである。この方法だと非常に小さい範囲の変動でも絞 り込んだ捕捉ができる利点がある。たとえば反応の出ている経穴探索や 経絡・磁束管の浮上部位を特定するのに使うことが可能である。

しかも、特別なシールドがなくても周囲の変動磁場の干渉を受けにくい のが特徴である。これは測定者の体を最初から介在させることによって 一種の増幅回路として一体化してしまっているためでだと考えている。

この点は、測定者を介在させた波動測定器である国内のMRAやLFT システムとも一脈通じる部分があるのではないかと思う。(共振波動エ ネルギー・波動測定機器については後章でも触れる)

ただ、GSテスト自体は厳密な数値計測を目的としているのではなくて、 電磁波(共振波動エネルギー)の位相が生体にとってプラスかマイナス かの相対的差違に絞ったしごく簡単な検査法である。いわゆる名人芸も 特殊能力もここでは必要ない。

しごく簡単という主観的表現が正しいかどうか分からないが、短時間で 磁場変動の感覚を掴むことができる点がその利点であると考えている。 そのテクニックを習得するための具体的練習法としては、テレビ画面や パソコンのディスプレイに向かって直接波動感覚を掴む簡便な方法があ る。

通常これらの電気製品からは強力な電磁波が周囲に放射されるので、そ の磁場変動に対応したスキャン感覚が掴み易いわけである。もとより、 電気製品から出る電磁波は変動磁場の波動エネルギーそのものであるか ら理想的な練習用の倹体ということになる。

ただこの場合、人体の磁場変動と比較すれば相当なレベル差があるわけ であるからこの点を十分考慮する必要がある。とにかく、最初は強いレ ベルの変動磁場から感知していく方が分かり易いし、次第にレベルの微 弱なものを対象としていけばいいわけである。

これは人体の変動磁場検知能力のおもしろいところで、ちょうど電気可 変抵抗器(バリアブル・レジスター)付きのボリュームスイッチのよう にレベル変更が自在に切り替えることができるようになる。

人体の変動磁場は第二章で紹介したように地磁気の一億分の一(数十億 分の一とされる場合もある)とされている。これに対応できるというわ けであるから、人体の共振波動に対する検知能力も極めて精緻であると いえるのではあるまいか。

GSテストそのものの精度についてであるが、磁力線検査機器「TRI FIELDメーター」では二九インチのテレビ画面から一・六メートル ほど離れると一ミリガウス以下に目盛りが下がる。これが一応欧米での 安全圏ということであるが、これをGSテストで調べると五メートル以 上離れても電磁波のマイナス波動を検知し得る。

電磁波の強さは距離の二乗に反比例して弱くなるから、波動レベルでみ るとGSテストがいかに敏感かが分かる。同時にこうした家電製品から 周囲に放出される電磁波エネルギーというのは相当に強力なものである ということがいえるわけである。

3、GSテスト法と波動転写実験その1

磁場の捕捉ということで、先にGS(ジオパシック・スキャン)テスト 法の紹介をしたが、これによってどのようなメリットがあるかを説明し ておきたい。

GSテストを気のレベルでの筋反射の一つとして認識していただいても よいし、ことさら変動磁場検索だけに限定して使われる必要もない。あ らゆる環境因子のマイナス面を捕捉するという次元で活用されればよい わけである。

本論でもこのGSテスト法によるいくつかの実験を紹介して、その新し い発想展開を示していきたいと思う。

先日(一九九六年七月二八日)、機会があってLFT(Life Fi led Test)波動測定機器を使った研究会の波動実験に参加する ことができた。LFT波動測定装置は冒頭で紹介したEAV装置と同様 に、非常に微弱な電磁波動を測定する世界に誇る国産のハイテク機器で ある。

それも人体を介していろいろな食品や鉱物の共振波動レベルを、ひろい 範囲にわたって測定できるのが特徴である。本装置も波動情報を水に自 在に転写することが出来るので、尿療法の代用ともいうべき波動水を個 別につくることもできる。

これまでにも、別のビジネス指向の波動セミナーに出席したことはあっ たが、これはもう一つしっくりこなかった。今回は専用の波動測定器を 使って、いろいろな発想による各種実験を自由に試してみることが出来 たというわけである。(写真1参照)

当初、これほど早くハイテク波動測定機器とGSテスト法との比較実験、 さらにはGSテスト法自体の評価と精度のレベルについての比較検証ま でが実現するとは予想もしなかったのであるが、その結果は当方にとっ て非常に有益なものであった。

波動測定機器の機能についてはある程度の予備知識はあったが、実際に その測定結果をみると予想以上のものであったということなのである。

ここでGSテスト法とLFT波動測定機器との検査結果の比較を試みて みたが、その結果九十八パーセント以上の高い率で判別結果が両者の間 で適合した。

確かに波動測定機器とGSテスト法とはその機能目的に共通する部分が ある。それは検査対象物が生体波動にとって共振波動レベルがプラスか マイナスかの判定ができるというところである。測定機器の方はその程 度をプラス20、マイナス20の数値の範囲内でディスプレイ上に表示 することができる。

GSテスト法は生体レベルの微弱な電磁波動の適不適をその機能目的と するだけに、ハイテクの波動測定機器との接点には以前より大きな関心 をもっていたわけである。

測定・判定ということでそれぞれどのような共通部分があるか、また異 なるかが問題だったわけだが、今回の検証で多くの疑問点が氷解した。 実際には、食品や環境因子に影響するであろう各種の物体の共振波動の 適不適をそれぞれ検知してみて、その結果を比較検討してみたわけであ る。(写真2参照)

その実際の内容は次の通りであった。(本論で紹介する測定値は、すべ てLFT装置で設定された免疫レベルでの波動共振数値である。)

  • 結果判定で共にプラス結果が出たもの。(ここでは特にLFTの計測で 高い数値が出たものを、GSテストで再確認してみたものである)
    • 天日干しの天然塩、プロポリス、発酵健康食品、中国の天然霊芝、沖縄 の海岸で拾ったサンゴ、丸みのある(自然)水晶、パキスタンの山岳地 岩石、北海道てんさい糖、福島産の米、熊本県産みかんジュース
  • 判定結果で共にマイナスの結果の出たもの。
    • 古い卵、砂糖菓子の一部、東京・久留米の各水道水、癌患者の尿、経過 した密封状態のイオン水、ゴビ砂漠の砂、中国産大理石

(金属類や鉱物の多くは通常プラスであるが、ここでマイナスのものが 出たことは意外であった。)

  • LFTとGSテストとでまったく異なった結果が出たもの。
    • 還元ミネラル水

(これは、LFTで高いプラス数値が出たにもかかわらず、GSテスト ではマイナスであったものである。GSテストなどの波動テストでは測 定者自身のトータルな共振状態がベースになるので、このような結果も 出ることがある。)

  • GSテストで特にマイナスの結果が出たもの。
    • テレビ画面、クーラー、蛍光灯、レジスター、パソコンディスプレイな どの家電製品からの電磁波

(このような放射性電磁波について、LFT波動測定器で対応できるか どうかは現時点では不明である。)

さらにこの比較実験中に、ある超能力者が曲げたという大きなスプーン を見せられた。(ここで超能力といっても、当方が特別そのようなこと に関心があるというわけではないことを断っておく。)

そのステンレスのスプーンは二回ほどぐるぐるとねじ曲げられていたの であるが、不思議なことに表面にはまったくヒビなどの金属疲労が見ら れなかった。まるで高温加熱で柔らかくして、飴のようにねじ曲げられ たという感じであった。(写真3参照)

もしも、そのような加熱の仕方をしたとすれば、もっと金属のスプーン 全体がいびつに変形したり変色してしまうように思うのであるが、まっ たくそのような変化はみられなかった。ステンレスをこのように易々と ねじ曲げてしまうその外力というものが、尋常ではないことは容易に察 しが付くという感じであった。

GSテスト検査でみて、左肩にマイナスの波動が出ていた人にこのスプ ーンを持たせると、その変動が一瞬にして無くなってしまった。試しに、 テレビの上にスプーンを置いてみて、GSテストを行ってみるとテレビ からの放射性電磁波のマイナス波動がすっかり無くなっている。テレビ の上から横の棚の上に移動させた場合は、マイナス波動が通常の強さで 発生する。この変化をどうみるかであるが、この場合スプーンがある種 のエネルギー場を持っているということであろうか。

これは、生体や放射性電磁波から発されるマイナス波動に対して、この スプーン自体が持つエネルギー場が何らかの干渉をしているということ になる。

これは一体どうしたことであろうか。早速、そのスプーンをLFT波動 測定器で計測してみると、何とブラスの最高値20を示した。前述した ようにLFTの最高値はプラスの20、最低値はマイナスの20である。

通常、ステンレスや金属類の波動を同様条件で測定検査すると7か8の 数値である。

いよいよ面白いということで、キッチンから同じ様なスプーンを持って きてテレビの上に置いて放射電磁波のGTテストをやってみたが、やは りこれ自体はなんら防御効果はない。LFTで計測してもただのステン レスの波動値しか出なかった。

ここで、一つの波動実験を試みることにした。同席していた気功師にそ のスプーンを手渡して、いわゆる気の波動パワーを入れてもらうことに した。気功師は呼吸を整えると数回指先よりスプーンに気の波動パワー を送った。そのスプーンを再びテレビの上に置いて、GTテストをして みるとマイナスの放射性電磁波が中和カットされているではないか。

気功師の波動がスプーンに転写されたことになるのか。そこで再度、そ のスプーンの波動エネルギー状態をLFT測定器で調べ直してみたとこ ろ、先の超能力者の曲げたスプーンの波動値20には及ばなかったが、 18というこれも高い波動数値が出たのである。

これには少なからず驚いた。これは、明らかに気功師からの気の波動エ ネルギーがステンレスのスプーンに込められた、転写されたということ になる。(注6)

もとより、波動測定器には同様の波動転写機能(水への)があるから、 波動エネルギーが物体に転写されるこのような現象に特別驚くことはな いわけである。そして、そのような観点からみるといよいよこの波動エ ネルギーというものの実体を解明したくなってくるわけである。

偶然のきっかけで今回はその第一歩として、奇しくも波動エネルギーが 実際に転写移動するという事実をGSテストとLFD機器とで同様に確 認できたというわけである。これは、非常におもしろい展開になってき たといえよう。

4、GSテスト法と波動転写実験その2

先の実験で、金属製スプーンにある種の波動が転写できるということが LFT波動測定装置とGSテスト法とでほぼ確認できた。

そこで、さらに金属に転写できるというのであれば、物理的に透磁率の 高い水を使えば面白い実験ができるのではないかという新たな発想が出 てきた。

このとき、小生が気の波動が流れる方向とその力学的回転方向について の考えを同席者に説明したところ、それが正しいかどうか証明する方法 はないかということになった。

その考えというのは、鍼の刺入手技(捻鍼法)の観察によって考えてい た従来からの持論である。気(正)の波動が動く方向、それも回転運動 方向によって気の補寫があるというものである。(注7)

その気の波動エネルギーの回転方向の違いというのは図26のようなも のである。いわゆる正の波動というのは図のように右回りで進行してい く。反対に、この気の波動を受ける側では左回りの波動エネルギーとい うことになる。この場合、逆の波動も存在するということになる。(図 26参照)

この考え方が本当に正しいかどうかが問題であった。そこで、この波動 レベルのエネルギー変化を物質に転写し確認する方法を考えたのである。 この試みを実験で確認してみようということで、流動性に富んで物理的 エネルギーの変化に分子レベルで反応する水を使うことにした。早速、 丸いガラス容器に水道水を適度に満たして実験の用意をした。

通常は正の波動エネルギを受ける側(場)はプラス(実)の場になり、 正の波動エネルギを送り出す側(場)はマイナス(虚)の場になる。( 図27参照)

エネルギーの流れを人工的につくるわけであるから、最初にその流れを 起こすために回転エネルギーが必要である。これはその空間に波動か運 動エネルギーを加えて、周囲のエネルギー場に対して変動を与える必要 があるからである。(注8)

そこで、ガラス容器の中の水をスプーンで右回り、左回りとそれぞれぐ るぐるとかき回して、このときの水全体のエネルギー場の変化の様相を 比較してみることにしたのである。このときもGSテストとLFT波動 測定器の両方で検知測定してみたわけであるが、この実験の媒体として 久留米の水道水をそのまま利用することにした。(図28参照)

大抵の水道水はGSテストのエネルギーレベルとしてはマイナスの反応 が出るから、この測定ではかえって好都合というわけである。ただ、そ のままで飲用するには不適である。LFT波動測定器でこの水道水を測 定するとやはりマイナス2であった。このように、LFTでは精緻な数 値でその波動エネルギーレベルを検出することが可能である。

この水をスプーンで左回りに何度かかき混ぜるだけでGSテストの結果 がプラスに変化する。試しにこれをLFT装置で測定するとプラス2の レベルに変化している。明らかに波動エネルギーのレベルが上がってい る。

次にこの同じ水を右回りにかき混ぜると、GSテストではエネルギーレ ベルがマイナスに変わっている。同じくLFTで測定するとプラス1に なっていた。(注9)

このプラス1の水に再度、気功師が気を送り込んだところ、GSテスト の結果はプラスになり、LFTの数値はプラス3のレベルまで上がった。

これらの実験の結果、水は金属とは違った形で正の波動エネルギーの転 写、もしくは注入ができることが確認できたわけである。そして、この ことは物理的回転エネルギーの方向性を水の分子レベル(クラスタ)に そのまま記録することができるということをも示唆していることになる。

このような展開が何に繋がるか。もちろん問題はコップ一杯の水に留ま るものではない。もはや、生体を構成する分子レベルでの展開も、この 波動現象を無視しては通れないはずである。

多少大げさな言い方をすれば、これはいよいよ量子力学と中国医学は限 りなく接近し合い共鳴する時代が到来したということになるのではでは ないだろうか。

この認識に立つとき細胞や組織、さらには内臓諸器官といった生命体を 構成するすべてのものを網羅し得る新しい統一理論が求められることも 自然なことではないかと考える。そこに古代中国医学のダイナミズムが 再評価される理由がある。

そのダイナミズムを踏まえた新たな視点から、この波動の実体をさらに 物理的現象に絞り込み論及してみたい。

(注1)「鍼灸トロポジー論文集・第五集情報信号系」・[経絡治療と X信号系]間中喜雄・板谷和子(針灸トロポジー学武会編 一九八九) に関連報告がある。

(注2)実はこの生物ホログラフィック理論の成立過程は本論の追求す る一つの課題でもあるわけだが、前述した発生学的考察と同時にさらに もう一つ画期的ともいえる別の理論的手法でも説明が可能である。これ についても後章で紹介する。

(注3)アメリカW・B・Lee社製の測定機器。スイッチの切り替え によって、低周波の電磁波、電場、マイクロ波をアナログ表示する検出 メーター。測定範囲は0・2-100ミリガウス。

(注4)文献・「電波は危なくないか」徳丸仁著 p九八

(注5)通常知られている他の筋力テスト法の原理やその科学的根拠・ 機能目的・範囲についてどのように公開されているか詳しい部分は当方 では掴みかねるので、ここでの比較解説は避けさせていただくことをお 断りする。

(注6)その後の実験でこの二つのスプーンをテレビの上に同時に並べ て置いてGSテストを行ってみたところ、予想に反して放射性電磁波は 中和できなかった。それぞれの波動エネルギーの作る場のレベルか位相 が異なっているためかと思われる。

(注7)「異聞奇聞」・旋回する鍼の話 宇田明男 医道の日本誌五五 三号

「鍼の旋回運動を考える」宇田明男 医道の日本誌五六一号

(注8)この部分は、場のエネルギーを考える上で重要なので理論的説 明はあらためて後章で補足する。

(注9)一方向に回転運動するもの、たとえば扇風機を使って、その回 転運動の左右差によって受ける空気の流れの渦によっても、GSテスト の結果が変わる。



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第7章 第8章 第9章 第10章 第11章 第12章

発行日 1998年1月16日


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